チョコ隊長との出会い

1代目ヨーキーのキャロルちゃんが亡くなってからしばらくたった頃。

キャロルちゃん
母が、イオンモールのペットショップで「ヨーキーの子犬を抱かせてもらってん」と喜んで帰ってきました。
ペットロスの状態が続いていた私は、母の話を聞くと居ても立っても居られなくなりました。そして、すぐにその子犬に会いにいきました。
母の話では、愛想がないけどトッポイ可愛い子やった(^^♪。
目は、キャロルから比べるとすごく小さかったけどなんとも言えない可愛いさやった。
と報告を受けていました。
早速、イオンのペットショップにヨーキーの子犬に会いにいきました。
すぐにその子だッと分かり。抱かせて貰うことにしました。
愛想がないと聞いていたのに、私には、無茶苦茶甘えてきて甘噛みをしてくるんです☺
子犬特有の愛らしさで、キャロルちゃんが子犬だった時を思い出して涙ぐみました。
そうすると、甘噛みを突然やめて私をジーッと見つめてくるんです。
私は、その瞬間チョコ隊長に恋に落ちました。ズッキューン(>_<)
ふと気づいたのですが、体は小さいのですが、数か月の子犬にしては・・・・
かなりしっかりとした顔つきをしているなぁ・・・と。
「この子は何ヶ月ですか?」
と聞くと。
スタッフさんが
「実はこの子なかなか飼い主さんが見つからないんです。
とっても可愛いのに愛想がなくて・・・・」
「そうなんですか?」
「はい。お客様には初対面なのにすごく懐いていてびっくりです。」
「母からも愛想がないと聞いていました。」
「お母さまもきてくださったんですね。ありがとうございます。実は、この子は、可愛いからすぐに飼い主見つかるやろうとスタッフ同士話をしていたんですが・・・なかなかお話がまとまらなくて・・・・スタッフ全員びっくりです。」
「え・・・そうだったんですか」
「今は、値段も半額になっています。今月末までしかペットショップで預かれないんです。」
「そんな・・・・」
「私達スタッフもこの子を家族にしたいと思うんですが、みんなすでにワンちゃんや猫ちゃんがいるスタッフばかりで・・・・なかなか飼い主が、見つからない子をスタッフが引き取ることが多いんです。」
「タイミングが悪くスタッフさんも皆さん引き取りできない状態なんですね。」
「でもこの子は、どーしたものかと思っています。」
と言葉を濁しておられました。
え!殺処分⁉️こんな可愛い子が!私は、まっ青になりました。
その日は、そのままチョコ隊長とお別れしました。
帰り道から、ずーっとチョコ隊長のことが頭から離れない状態になりました。
その夜は眠れず、真夜中に母に経緯を説明しチョコ隊長を家族として迎えたいと伝えました。
母は、チョコ隊長の事を聞くと。しばらく考えた後、もう一回会いに行って決めておいでと言ってくれました。
一睡も出来ず、そのまま次の日の朝一にチョコ隊長に会いに行きました。
再度、抱っこさせて貰うとチョコ隊長も覚えていたのか大喜びしてくれました。
チョコ隊長に、「うちの子になってくれますか」と聞くと・・・
言葉の意味がわかったように優しく顔を舐めてくれました。
これが、チョコ隊長との出会いです。
人の気持ちが凄く分かるヨーキーだと感心した事を覚えています。
チョコ隊長は、子犬の頃からとっても賢いヨーキーです。
出会った頃から、飼い主の方が手のひらで転がされているような感覚になる時があります。
シーザーミランさんというカリスマドックトレーナーが
「ワンちゃんが飼い主を選びます。」
と言っていた事が分かったような気がしました。

我が家に来た頃のチョコ隊長